延岡市医師会の会員の皆様へ
新執行部より皆様にご挨拶申し上げます。(令和6年6月~令和8年6月まで)
第22代延岡市医師会会長を仰せつかりました佐藤信博(あたご整形外科理事長)でございます。私達新役員は、令和6年6月27日の延岡市医師会定時総会において任命され、就任いたしました。副会長には平野雅弘先生(平野消化器科院長)と赤須郁太郎先生(延岡共立病院理事長)に就任して頂きました。理事は引き続き山口哲朗先生(県立延岡病院院長)、大重明広先生(大重産婦人科医院理事長)、竹原俊幸先生(おがわクリニック理事長)、安藤誠先生(桜小路クリニック院長)、井上英豪先生(いのうえ整形外科クリニック院長)、池田典文先生(赤須医院院長)、宝珠山厚生先生(ほうしやま子どもクリニック院長)、岡村樹里先生(岡村病院)の11名と新たに平嶋智之先生(出北眼科院長)、岩谷健志先生(縁・在宅クリニック院長)の2名を含めた13名、監事には吉田建世先生(吉田病院理事長)、早田泰英先生(早田病院理事長)、宮本義明先生(宮本整形外科理事長)3名、以上計16名にて、任期満了まで医師会事業の発展と地域医療の充実に邁進して参ります。
まずは、これまでの事業に基づき当会の現状をご報告いたします。
1.基盤強化
延岡市医師会の基盤強化においては、地域医療の充実を図るための取り組みを行いました。医師会の会員数は徐々に増加しており、新規開業や新規加入の医師との面談を通じて、医師会事業への協力依頼を行いました。また、4年ぶりに県立延岡病院医師との「連携のつどい」を開催し、会員間や県立延岡病院医師との連携を深めることができました。
2.新型コロナウイルス感染症への対応
令和5年5月に新型コロナウイルス感染症が「感染症5類」に位置づけられたことに伴い、感染拡大時の対策を講じ、会員の皆様のご理解・ご協力の下、医療現場での混乱を最小限に抑えることができました。皆様のご協力に感謝申し上げます。
3.医師会病院の運営
医師会病院の運営では、経営管理の適正化と充実を図りました。「感染症5類」への引き下げに伴い通常の病院運営に戻りましたが、コロナ禍以前の入院患者数には戻っておらず、また県北地域の医師・看護師不足が相まって、大幅な赤字を計上しました。地域医療を守り、市民にとっても安心安全な最新の医療が行えるよう健全な運営に取り組んでおります。
4.学会活動
学会活動においては、研修会やカンファレンスを通じて会員の知識向上と情報共有を図りました。現地とWEBのハイブリット開催により、多くの会員が参加し、意見交換が活発に行われました。
5.公衆衛生活動ならびに社会福祉活動
公衆衛生活動や社会福祉活動では、地域住民の健康増進に努め、様々な啓発活動を行いました。特に、新型コロナウイルス感染症対策に関する情報提供や啓発活動を重点的に実施しました。
6.地域医療対策
地域医療対策においては、延岡市の医療機関との連携を強化し、地域医療の質向上に務めました。また会員の医療機関相互の連携を推進し、情報共有を図りました。
7.介護保険対策
介護保険対策では、介護施設との連携を強化し、介護サービスの質向上を図りました。介護保険に関する情報提供や相談対応を行い、会員の支援を行いました。
8.看護師及び医療従事者対策
看護師や医療従事者の労働環境改善や働き方改革に取り組みました。医療従事者の健康管理や労働条件の改善を図り、医療現場の働きやすい環境づくりを推進しました。
9.保険対策
保険対策においては、保険制度の適正運用を図り、会員の保険業務のサポートを行いました。保険に関する研修会や説明会を開催し、会員の理解を深めました。
10.医師会事業の内外への広報活動
医師会事業の広報活動を積極的に行い、地域住民や関係機関への情報発信を強化しました。医師会のホームページのリニューアルや内容の充実を図り、広報活動の一環としてパンフレット等を作成しました。
新執行部も、会員の皆様のご理解とご協力を賜りながら、引き続き医師会事業と地域医療の発展に努めてまいります。今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。
延岡市医師会会長 佐藤 信博