会長挨拶

吉田 建世

平成28年4月の臨時総会で新役員が決定し、6月の定時総会後の理事会で、会長及び副会長が選任され、私、吉田の第2期目の執行部が動き始めました。今回、新しく理事に丸山洋一郎先生と大重明広先生の2名に就任頂きました。

7月1日現在、医療機関数は82施設で、会員はA会員が79名、B会員が87名の合計166名です。 延岡市医師会の事業として3つの大きな柱が、医師会病院の運営と看護学校の運営、そして救急医療対策事業です。

特に救急医療については、延岡市より委託を受けている延岡市夜間急病センターの運営と日曜祝日在宅当番医輪番制を行っています。夜間急病センターは、19時半から23時までの準夜帯では、内科と小児科が毎日、外科が月曜日~金曜日(土日は2医療機関が在宅診療で担当)。23時から7時までの深夜帯は、内科が水・木・金・土曜の4日間、外科は金曜日のみ対応。また土曜日の14時から18時の時間帯を内科と外科で診療を行っています。

これに加え、平成20年度に県立延岡病院の消化器内科と神経内科が閉鎖となり、その暫定的解決策として、消化管出血輪番制と脳梗塞輪番制を行っております。消化管出血は4医療機関で、脳梗塞輪番制は6医療機関で何とか行っています。今後永続的にはできないので、県立病院の医師の充足を切に期待しています。夜間急病センターと在宅当番輪番について、特に小児科では、マンパワー不足もあり、平成23年度より日向市東臼杵郡医師会の小児科の先生の協力を得て、小児救急を延岡市と日向市で広域化しました。また、宮崎大学、大分大学のご協力も得ております。

このような経過と、日向市に地域医療推進室が出来た事もあり、平成28年1月に、延岡市の地域医療連携室と日向市東臼杵郡医師会と延岡市医師会の四者で、初めての意見交換会を行いました。今後の県北医療の課題や解決のため、協力していく事を確認致しました。

また27年度の県の補助事業で、当医師会が委託を受けて、自殺未遂者支援事業を行っております。これは、救急告示病院を受診した自殺未遂者を、患者さんの同意を得て精神保健福祉士等を派遣し、患者さんをサポートし、精神科専門医療機関に繋いでいく事業です。平成28年1月から6月までの実績は、県立病院受診10件の内7件派遣して、6件を精神科受診に繋げ、1件は県外のため帰宅されています。未派遣の3件のうち2件は自身で後日受診しており、全体として良好な実績を上げているのではないかと考えています。

宮崎県北地域では少ない医療資源の中で、官(県、市)、民(医師会)、大(大学)が一体となっていかなければ地域医療は成り立ちません。今後とも関係機関連携のもと地域医療の充実に取り組んでまいりたいと思います。